M市のR氏 "少女ソフィアの夏 新版" 2026年8月4日

少女ソフィアの夏 新版
少女ソフィアの夏 新版
トーベ・ヤンソン,
渡部翠
母親を亡くした少女ソフィアとおばあさん(時々パパ)との夏の小島での日々。 ソフィアの遊び相手のおばあさんは孫娘を気にかけているが、決して猫かわいがりはせず自然に接している。それゆえにお互いに本気でむきになって言い争うこともしょっちゅう。 10歳前後と思われるソフィアがテントで一人で過ごすことになったある日、夜の怖さからおばあさんのいる「客部屋」に駆けつけてもおばあさんは中に入れようとはしない。それはソフィアのことを信頼しているのもあるし、たとえ祖母と孫でもパーソナルスペースに対する意識の強さがあるのを感じて、その辺は日本とは異なる感じがした。 憎悪を覚えるほど懐かない猫と知人の人なつこい猫とを交換した際に前の猫のことを愛していたと気づくソフィアは、なかなか難儀な性格をしてるなと思ったけれど、ソフィアは著者のトーベ・ヤンソンの姪っ子がモデルとのこと。 次第に反抗期を迎えるソフィアと、体の衰えや記憶の忘却、様々なことに興味を失っていくおばあさんは島での夏をあの後、どれくらい過ごせただろう。そして、成長したソフィアはどんな大人になったのだろう。
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