ゆきまち "はくしむるち" 2026年8月9日

はくしむるち
はくしむるち
豊永浩平
テレビで紹介されていて気になって選んだ一冊。 文章の熱量がすごい。スピード感と勢いはあるものの読むのにもエネルギーが必要でなかなかページが重かったけれど、物語にはとても引き込まれて結局は一気に読んでしまった。 沖縄を舞台に現代と戦時中〜戦後、2つの時代の物語が交互に進んでいく形で「二人称」で描かれていて、誰の視点なのか後半でわかったときにいろんなものが繋がった。だから『ぼくらにはすでに距離も意識も、時間もなかった』のか。 繰り返されてきた悲しい沖縄の歴史であり、今もその渦中にいることを訴えかける作品だった。
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