
じ
@ypw
2026年8月6日

すべて真夜中の恋人たち (講談社文庫)
川上未映子
読み終わった
初めての川上未映子作品。
以前彼女のSNSで、海外のあるカフェに彼女がいたとき、近くの席の女性が彼女の本を読んでいて、声をかけたらとても感動しながら「あなたの作品(言葉?)がすごく好きなの」と伝えてくれた、みたいなツイートかなんかを見た記憶があり、翻訳なんやからそれは翻訳者の手腕では?と僭越ながら思っていたのだが、絶対違うぞ‼️‼️紡ぎ出される言葉に、何も不純物が入っていないような、どうしてここまで人間の奥の奥の方から最初に出てくる感情をそのまま言葉に出来るんだろう。
三束さんとの関係もだけれど、個人的には主人公自身の成長、そして彼女と公私共に交流する校閲者の女性との関係性がかなり刺さった。やはり女性にしか描けない女性同士の関係性とそれががらりと変わる瞬間(それは本当になんでもないこと)ってあるよなあと。私も一時期、真夜中にしか外に出れない時期があり、こころがぐるぐるしながらひたすらに月の灯りに励まされていて、でもどんどんと、夜明け、夕方、お昼ごろと外に出れる時間が増えてきて、とても辛かったのだけど主人公の変化を追うことでそれが癒されていくような感覚を持った。
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