すべて真夜中の恋人たち (講談社文庫)

34件の記録
- nini♡@stay_with_nini222025年7月27日読み終わったうーーーん。なんかわかなんなかったな… 主人公じゃなくて、友達の方には共感しちゃったけど… この本が良かったって思う方に考察とか聞きたい感じ。
- はる@haru_reads2025年7月24日読み終わった色々感想はあるけれど、 起承転結の“転”が結構な終盤の方で悪い意味ではない衝撃を受けた。 三束さーーん…!という感じ 始めは冬子の行動に不安を感じたりハラハラもしたし、いろんな登場人物が冬子に対する態度を見ると不憫だな、この本はどういう結末に向かって行ってるのだろうとさえ思った。 途中から言葉の一つひとつが冬子の人生を覗いているような感覚に陥り、特に大きな出来事があるわけでもないはずなのに ページを捲る手が止まらなかったことにすごい本だと思った。 色んな所で振り回されている冬子のことを誰か愛してあげて欲しいとも思ったけど、誰かに愛されないと人は生きていけないのか?とふと感じながら読み続けた。 三束さんが何を思って何を考えていたのかは分からないけれど、 なぜあの場に来なかったのか ということなら少しだけ分かりそうな気がした。 人の数だけ色んな気持ちがあって、大切なものがあるのかもしれないな。 自分のことは自分にしかわからないし、人の事は自分にはわからないからね。 読了後にこの言葉を思い出した “もうわたしの人生の登場人物じゃないからなんだよ” 出会えてよかった本です。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 ┈┈ 難しい内容の本でも勉強になるし、 共感できなくてもそういう考えの人もいるんだなと思うし 理解出来なくても、理解した時の気持ちはどんな気持ちだろうと想像すると新しい気持ちになれるし 結果的に読んでみて良かったっていう感想は全ての本に共通するけれど、 読んでみて良くなかったっていう本って自分の中に存在するのかな? って考えているので、最近本をたくさん読むのが楽しいです。 感想が上手くまとまらなくて全体的におかしな文章になっていますがここまで読んでいただきありがとうございます。
- Runa.@runamaru82025年5月3日読み終わった日本酒を水筒に入れる主人公に面食らったけど、普段のおとなしさとの対比でグッと人物像に深みが出て面白かった。 真夜中の静けさと危うさが同居するあの空気が、作品全体を覆っている。 タイトルが声に出して読みたい日本語。きれいだ。
- Ropa@Ropa_282025年4月13日読み終わった#読了 すべて真夜中の恋人たち/川上未映子 紡がれる言葉のひとつひとつが儚くて 壊れてしまいそうな世界で 孤独に生きていた冬子。 校閲の仕事をしながら 次第に酒に溺れる日々に 三束さんと喫茶店で会う時間だけが夜の街頭のようにぼんやり光って見えた。 一体何に惹かれたのかと思う程普通のおじさんという風貌の三束さん。けれど冬子にとってはその静かな時間、自分の言葉を聞いてもらえる時間がかけがえのないものだったのだろう。
- こつ子@kotsuko122025年3月22日読み始めた少し弱った祖母に会うために金曜日の仕事帰りに新幹線に乗りこみ600kmの移動。初夏のような気温だけれど冒頭の真夜中を歩く場面は、水中にいるかように外の音が聞こえにくくなり、一瞬身体中に静寂が訪れる。水風船を投げたり、草餅を作ってもらったりしたことを覚えてないと言っていた。私が覚えてる、どんなことが起きてもと心の中で誓う。
- 小梅@koume2025年3月19日気になる@ カフェダ・ヴィンチ2024年4月号 「日本酒のそばにある物語」で紹介されていた。引っ込み思案の校閲者の主人公が知人に感化され、お酒に馴染みはじめ、やがて魔法瓶に日本酒を詰めてトートバッグにしのばせるようになるらしい。 日本酒好きとしては、ちょっと気になる小説。