
本暮らし
@mogura10
2026年8月5日
透明な夜の香り
千早茜
読み終わった
★★★★☆
香りを想像しながら読むという稀有な読書体験。
おもしろかった。
嗅覚から得た情報は、視覚より鮮明に見ることができるんだなと考えさせられる。
もし自分が当事者だったらと想像しただけで、息がつまりそう。情報処理が容易ではないだろうし、たくさんの匂いが自分の意思とは関係なく、身体に入り込んでくるのは相当しんどいのではないかと思う。
匂いは永遠の記憶となってしまう話しが印象的だった。匂いを嗅いだ瞬間思い出す記憶はたくさんある。匂いて凄いなと思う。人間の脳みその作りもうまくできているなと思った。
朔と一香の関係性が香りで繋がりはじめるのもお洒落だなと思った。2人が今後どういう関係を築いていくかはわからないけど、それぞれが人生で大事な1歩を進めたように感じた。