
たま子
@tama_co_co
2026年8月6日
BUTTER
柚木麻子
読書日記
コラージュ
「ロックだよね、掃除とか料理ってさ。愛情や優しさじゃなくて、一番必要なのは、パワーっていうかさ……。なまくらな日常にのみこまれないような、闘志っていうかさ……。」p462
「家事ほど、才能とエゴイズムとある種の狂気が必要な分野はないというのに」p356
日々すこしでも快適に過ごそうと、環境を自分好みに改造できる気概や知恵をもつ人のことを「丁寧な暮らし」と、まるで余裕があるからできることのように揶揄する風潮に違和感がずっとあったのだけど、『BUTTER』を読み、掃除や料理に必要なのは、愛情や優しさよりもパワーなのだ!と改めて思う。女手一つで4人の子を育て上げた母を思い返してみても、やはりそこにあったのはパワーだった。意地でも育て上げるという闘志のようなものを当時感じていた。
それにしても梶井の官能的な食の描写に、健康的ではないものへの絶え間ぬ憧れが刺激され、とにかくお腹が空いて仕方がなく、読んでいる間、絶えず自分にとっての食を思いかえす。
何もしたくない日の朝にベッドで漫画片手に食べるポテトチップスも、バラエティ番組を見ながら啜る袋麺に野菜をほりこんだだけの即席飯も、クリスマスにレシピ本にかじりつきオーブンフル稼働で作るポットパイやチキンなどのとびきり気合いが入った料理も、友人に連れられてはじめていくお店の未開の料理も、ひとり外食で発揮できる好みへのまっすぐさも、そのすべてが今のところ必要な味なのだ。
自分の機嫌をうまくとり、こまめに回復する術を知っている人はかっこいい。でもそうできないときがあるのもまた事実なので、その怒りや憤りをなんとか飼い慣らして暮らしていたい。














るららるららるらら
@rurara-rurara-rurara
丁寧な暮らしを揶揄する風潮、わたしも違和感があったな。自分が機嫌良く過ごすための知恵や工夫を持っていて、実行力も備わっている人に嫉妬してるのかな〜と思うことにしている。
