
けんたろ
@kentaro
2026年8月6日
ある修道士の自罪
祇光瞭咲
読み終わった
なかなか面白かったです。
ミステリー要素も強く、飽きずに最後まで読めました。
これまでいろんな呪いやその影響を、見て読んできたのですが、本作のそれはかなり新しいものだと思います。
ネタバレは避けますが、人間のある一点にのみ呪いが作用してそれが根源となって大変なことになるという点で、先日読んだ『さかさまの』にも通じる部分があるなぁと思いました。わずかにですが、『闇祓』にも近いのかもと思いました。
明言されていたかどうか曖昧なのですが、舞台はイタリアあたりだと思います。そのため、登場人物たちの名前が覚えにくいです。覚えなくても大丈夫な構成になってはいるものの、覚えておいた方が読みやすいのは間違いありません。
こういう、外国が舞台で、しかもキリスト教の話って、よく書けるなぁと感心しました。時代小説並みに沢山調べなきゃいけないんだろうなぁと、思いを馳せました。実際に時代設定も古い時代ですし。
約200ページぐらいだし、お話も難しくないので、サクッと読めました。
お話は難しくないと述べましたが、それは構成が上手いから理解しやすいのだと思います。本作はなんかの賞を取られてたみたいですし、完成度の高さは間違いないです。
ホラー小説ということなので、怖さも評価したいのですが、あまり怖くはないかなぁ。個人的な好みではなかった。というのが正確かもしれません。
最後の終わり方、ラスト2行、良かったなぁ。
こういうの好きです。
今後も、本作の著者の動向はチェックしたいと思います。



