ある修道士の自罪
13件の記録
けんたろ@kentaro2026年8月6日読み終わったなかなか面白かったです。 ミステリー要素も強く、飽きずに最後まで読めました。 これまでいろんな呪いやその影響を、見て読んできたのですが、本作のそれはかなり新しいものだと思います。 ネタバレは避けますが、人間のある一点にのみ呪いが作用してそれが根源となって大変なことになるという点で、先日読んだ『さかさまの』にも通じる部分があるなぁと思いました。わずかにですが、『闇祓』にも近いのかもと思いました。 明言されていたかどうか曖昧なのですが、舞台はイタリアあたりだと思います。そのため、登場人物たちの名前が覚えにくいです。覚えなくても大丈夫な構成になってはいるものの、覚えておいた方が読みやすいのは間違いありません。 こういう、外国が舞台で、しかもキリスト教の話って、よく書けるなぁと感心しました。時代小説並みに沢山調べなきゃいけないんだろうなぁと、思いを馳せました。実際に時代設定も古い時代ですし。 約200ページぐらいだし、お話も難しくないので、サクッと読めました。 お話は難しくないと述べましたが、それは構成が上手いから理解しやすいのだと思います。本作はなんかの賞を取られてたみたいですし、完成度の高さは間違いないです。 ホラー小説ということなので、怖さも評価したいのですが、あまり怖くはないかなぁ。個人的な好みではなかった。というのが正確かもしれません。 最後の終わり方、ラスト2行、良かったなぁ。 こういうの好きです。 今後も、本作の著者の動向はチェックしたいと思います。



踊見@sakune2026年7月14日読み終わったネタバレあり角川ホラー文庫第一部では精神病棟へ慰問することとなったペテロ修道士に宛てた手紙と前任者の日誌を読み、第二部では前任の2人の修道士が死んだ理由を探る。 物語の結末はあまりにも悲しくて、ペテロ修道士の今後を思うと切ない。 罪は許せないし、暴きたくて、暴かれたい。そんな気持ちが暴走した結果の惨劇で、一部を除いては罪自体は個々人の心のうちに秘めた、とても小さな惨劇であることが悲しい。 〜以下ネタバレあり〜 ひたすらに愛された女、リリィだけが愛のみを与えることができるけど、リリィの遺体はちっぽけな燃えた書物であり単体ではどうにもならない。それも悲しい。ひたすら悲しい。 それはそれとして途中までヒトコワ、不思議要素リリィと思って読んでいたので、本当に悪霊パレードがあったのはちょっと面白かった。エクソシストもいて大満足。
かわゆ@kawayu_chan2026年7月12日読み終わったするする読めた。ホラーなんだけど、すこしだけ童話のような雰囲気を感じる。不気味な感じの。自分の中のよくない感情とは、いつかどこか、適切な場所とタイミングで、ちゃんと向き合って、折り合いをつけなきゃね。
いこ@ico-warabi2026年7月1日買った読み終わった手記がどこまで信頼できるのか。 一人称の文章だと、信頼できる語り部なのかをどうしても疑わざるをえないが、その手記に本人が意図していないトリックが隠されているとは思わず。 ただ真相が分かってからの終盤の展開は、あっさりしすぎていて、個人的には物足りなかった。 え、あれで終わりなのか?
はちや@hachiya832026年6月23日読み終わった面白かった段々と歪んでいく日常を味わいながら読み進められるゴシックホラー。山あり谷ありで大きく話が揺れ動く展開ではないが、修道士を破滅させた“何か”の正体に迫るにつれてペテロも行き着く先は緩やかな破滅なのだなと予感してしまう。読了後は静かで良い余韻が残った。
東城夜月@wiz_03152026年6月16日読み終わった角川ホラー文庫が1900年代を舞台にしたゴシック ホラーを出す?って聞いた時は謎だったけど、読んで納得。濃い登場人物、謎が解けていく構成、結末、全てが良すぎる。





