
碧の書架
@Vimy
2025年3月31日

調香師の手帖
中村祥二
かつて読んだ
2008年末発行で、何と今でも購入可能な模様。登場する香水や原木の価格などは書かれた当時のもので現代とは差異がありますが、歴史として読めばとても興味深いです。本の価格も大分上がっている…w
著者は資生堂で香料研究をされていた方で、様々な香り(この場合はノートと言いたいw)の解説はもちろん、香妃やジョゼフィーヌの匂い、源氏香やナルドの香油など、歴史好きにもたまらない話が載っています。
この所は香水の価格も鰻登りですが、例えばバラの精油を作るのにどれだけの量が必要かという話を読めば「高いのも当然か…」と思えて来ます。現代でも抽出法は変わってないのかなぁ…。
講演記録を翻訳したという「シャネル五番」創作エピソードも面白いです。私個人は少々苦手な香りですが、憧れの香水です。というか香水全般、酔ってしまう…w好きなのにw
最近の日本メーカーの香水は、KOSEがキモノシリーズ、資生堂はギンザシリーズでしょうか。この本を見ると欲しくなりますねーw
