
みや子
@miya1989
2026年8月7日
細雪 上
谷崎潤一郎
買った
読み終わった
じゅうぶん読んだ
蒔岡家の日常をただただ、眺める小説
あっさりした感じを受ける文章。大なり小なり事件はあるけど、とっても波瀾万丈というわけじゃない。のに、妙に惹き込まれる文章。読めば読むほど惹きつけられる。癖になって止められない。中毒性がある
カッパえびせんか?
でも、こういった感じの文学作品に慣れてなければ挫折していたかもしれない
しかし!私は百年の孤独で淡々とした文学作品の読み方を学んでいたのだ
だから割と早い段階で文体とか世界観には馴染めた
上巻だったかな。女に対して「結婚前の大切な売物」というのが平然と書かれていることに驚いた
そういう時代だったからと言えばそれまでだけど、今のご時世でこういう書き方したら大炎上待ったなしだよなぁって思った。そういう考え方のありようにも面白みを感じた。大して変わってないと思っても、時代はちゃんと変遷してるんだなあって
ナチュラル上流階級金持ち思考で鼻持ちならない感じの主人公達の、当たり前のような上から目線の部分がめちゃくちゃ多い。けど、ユーモラスに感じられる文体のおかげもあるのかな。そういった嫌な部分があっても、嫌気がささずに読める
物語が進むにつれて、蒔岡家の面々の、特に幸子が徐々に卑屈でナイーブになっていくところに人間味を感じた
そういうところも良かったのかな
船場言葉も始終趣があって、ついつい年甲斐もなく影響されそうになってしまう
なんか、ああいった特有の方言ってめちゃくちゃ魅力を感じてしまう
船場言葉があったのもこの作品を好きになった要因の一つかも
初めて谷崎作品に触れたけど、こんなにも読み終わりたくない!もっと読みたい!って思った本は久しぶりっていうか初めてかも?
読み終わってすぐにまた他の作品を読みたくなった。恋しいとすら思える
こんなの初めてだーー
あとボリューム凄かったからか「うおおぉぉおおぉ!!読み切ったぜ!!!!!」って感じがハンパない
なんかもう、ズブズブにハマった

