こまち "風の海 迷宮の岸(下) 十二..." 2026年8月7日

こまち
@komachi0319
2026年8月7日
風の海 迷宮の岸(下) 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)
全巻通読3回目。 この下巻、初読が月影スタートだった私は玄英宮で戴国の状況にちらっと言及していたことを覚えていて、下巻にどんな怖い展開が待つのかビクビクしながら読んでいたのに泰麒は色々思い悩んだけど最終的には即位の場面で終わって、逆にその後にどんな恐ろしい事態が待っているのか怖かったんですよね。 改めて読むと、驍宗様がイキリ散らしていて面白いし(この性格だと何事も起こらなくてもどこかで問題が発生しそう)、戴国の人達が10人ぐらい蓬盧宮に忍び込もうとして放り出されたり、喧嘩したりとやばい国民性だなとか色々後のあれこれに繋がるエピソードが散りばめられていていちいち感心していました。 新刊との絡みで言えば、やはり李斎がどうなるのかが一番気になります。 泰麒と驍宗様と李斎の関係ってなかなか不思議だと思うし、泰麒にとっては母や姉のような存在で王でもないのにあんなに懐くのも珍しい気がするし、後の李斎の働きが戴国の運命を決めたことから李斎はいわゆる天の配剤的存在と言って差し支えないと思うのです。そして、白銀までで色々やり切った感がある上に白銀1巻で泰麒が親離れしたように感じるので、この後は李斎が王と麒麟から切り離されてちょっとモンペ気味な一臣下になったり王朝を去るのか、はたまた天とも関わった存在ということで引き続き天の配剤ポジションで王朝を支えるのか。その辺りの方向性だけでもわかるといいなぁ。 最後に、何度読んでも雁主従と景麒の小芝居が楽し過ぎるし、これを企画したのが延麒と景麒というのも面白い。景麒が予王相手に小芝居していたらそれも見たいですねぇ。
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