
六花
@rikka-momohana
2026年8月7日
灯台へ
ヴァージニア・ウルフ,
鴻巣友季子
読み終わった
読了に達成感。すごい。登場人物たちの声が混ざり合う語り。見る者と見られる者。かくも人は自問自答を繰り返し、他者との認識はすれちがい、抑圧され、わかりあえない。それでも、他者を思い、気をつかい、哀れみ、いたわる、嫌い、憎む。それが一方的な思い込みであっても。そして、そこには何らかの救済もあるのだろう。灯台の明かりに照らされてようやく見えるくらいの小さな、微かな希望が。ともにいること。最後、ラムジー夫人を狂おしくも思慕する、「しなびたオールドミス」の新しい世代、リリーは疲労しながらも「自分のヴィジョン」をつかんだ。ああ、ラムジー夫人!

