
草大福
@yadokari15
2025年3月27日

カフネ
阿部暁子
読み終わった
大人の女同士の奇妙な友情。そして美味しいご飯の数々。
後半、ずっと涙が止まらないまま読んでいた。でもなんで泣いていたのかわからない。何かが自分の心の琴線に触れたんだと思うのだけど、それを分析するのは怖くてできずにいる。
読み終えた本については2、3日思索を巡らせているうちに、読後直後とはまた違う考えが湧いてきたりするのだけど、この本は思い出すと泣いてしまうのでそれもできていない。
でも少し落ち着いた今思うのは、私は主人公、薫子の強さに救われたのではないかということ。心身ともにボロボロで、好感度最悪の状態で登場した彼女だが、そこからせつなをきっかけに、力強く立ち上がっていく。その姿に勇気をもらった、気がする。
またいずれ、再読したい本だ。
今年の本屋大賞ノミネートを読んでいるのだけど、今の所、私はこの本がイチオシ!(まだあと2冊読んでないけど。)
