おとうふだいすき "平凡" 2026年8月7日

平凡
平凡
角田光代
「もしあの選択をしてたらどうなってたんだろう」のような「もし」をテーマにした短編集。 牛乳石鹸みたいな表紙が可愛い❣️ 文庫版は青色で、単行本は赤色みたい。 最初は、作品を通して「もし」の捉え方が一貫しているのかな?と思っていたけど、 意外とそうじゃなかった! それぞれのお話で、それぞれ違う人生が描かれているからこそ、 「もし」に対する自分なりのしっくりくる捉え方を探せる感じがして、読んでいて気持ちよかった! 違う世界線で生きている自分を想像して羨む、という「もし」の捉え方も本作では描かれていたけど、 私は「いつかの一歩」の中のみのりの言葉がいちばん腑に落ちた。 「だからね、ひとつひとつつながるのよ。…」の一言。 別の人生がどこかに用意されているんじゃなくて、 ひとつ選ぶたびにその先がつながって、自分で自分の世界を築いていく考え方。 だから「あのときこうしていれば」という「もし」という気持ちは、 私的には 選ばなかったまったく別の人生への後悔を指す、というより そこから築けたかもしれない世界への未練なのなも、と捉えた🤔 (「いつかの一歩」の主人公の男性はあんまり好きじゃなかったけど😂)
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