本棚
@ann-zzz
2026年8月7日
世界99 下
村田沙耶香
読み始めた
読み終わった
借りてきた
図書館行って予約受け取って、帰ってきて読み始めてその日のうちに読み終えた。
世界99上下ともに続きが気になってしまうのと、読んでいる間に現実との両立が厳しかった。
すでにいろんな人の感想も目にしてしまってから自分の感想を書いているけど、わたしはこの本を読んで「自分って意外と世界を悪く捉えていないな。むしろ良く思っているんだな」ということを発見した。「82年生まれ、キム・ジヨン」を読んでめちゃくちゃ憤って本気でこんな世の中なくなれよって思ってたけどそれから子を産み、育てていたらある意味で現実の良い面も見えてきて言うほど悪くないなというところに落ち着いているのかもしれない。(家父長制が維持されていていいとは全くもって思っていない)
上巻は身に覚えがある出来事が描かれていて、賞味期限切れないうちって性的に搾取される場面多くてキモかったなと振り返った。これは本当に男性とは見えている世界違うと思う。特に高校生くらいのときは、小学生から大人まで幅広い年代の男性から性的な眼差しを向けられていたと思うし、絶対に戻りたくない。高校生の頃に年上女性をBBAって蔑視して同世代で盛り上がるのも経験したことで、そういうひとつひとつを深く考えずにここまで来たのがわたし(たち)で、ひとつひとつ掘り下げて考えたのが村田沙耶香なんだなと。掘り下げるのきついからすごいと思う、すごいなんてもんじゃない。
あの頃笑ってたBBAになった今、BBAって本当いいものなんだけどあの頃は性的な視線に晒されて生きるのが嫌でせめて若さを崇めて癒されてたのか?
空子、全然好きじゃないけど憎めないというかぼそっと放たれるひと言にユーモアあるし中年になって若い女の子を守る行動するのは共感できた。
お勉強ができない=頭悪いって自認だし生きることに対して最初から諦めがついて回っているようだけど、わたしからしたら人やコミュニティを細かく観察人格を使い分けて、モラ彼氏のために掃除料理性的奉仕して、ってよく働くなぁーって関心すらしちゃった。白藤さんがもっとどうにかなる結末だと思っていた。
ひたすら露悪的だけどそれに惹き込まれてこんな勢いで読んでしまうのは著者の狙い通りなんだろうな。読み返す勇気はないです。
