
Tomy
@books_tomy
2026年8月8日
ミレニアム 3 眠れる女と狂卓の騎士 下
スティーグ・ラーソン,
岩澤雅利,
ヘレンハルメ美穂
読み終わった
今作も面白かった。
今回のリスベットは病院での療養により今までのような大立ち回りをすることはほとんどない(最後の方でちょろっとする)けど、ハッキング技術を駆使して病室にいたまま情報を掌握して周囲の状況をコントロールする様は読んでて爽快だった。
また最後の方は法廷が舞台になって中弛みするかと思いきや、しっかり面白かった。
3作通してこれだけ登場人物がいるのに全く苦も無く読めるのは、出てくる人が悪役だったとしてもどこか惹きつけられる魅力を持ってるからなのか、作者の人物造形の巧みさが素晴らしい。何よりストーリーがジェットコースターのようで読んでてハラハラドキドキして引き込まれる。
今作最後にはリスベットとミカエルの間で真の友情関係を築かれたようでよかったし、後見人制度が外れたことやミミやアニカや他の人との交流によってリスベットの人との接し方が良い方向に変化したようで人間としての成長を感じられてじんわりした。
3部作読み終わってしまったけど、スティーグ・ラーソンの手によるミレニアムが本作で終わりなのが悔やまれる。ラーソンだったらこの後どのような作品を書いたのか、もっと読みたかった。
