なかちきか "愛のかたち" 2026年8月8日

愛のかたち
愛のかたち
小林紀晴
単行本で読みました。(単行本時のタイトルは『メモワール 写真家・古屋誠一との二十年』集英社) 精神を病んだ妻が投身自殺をはかった時、写真家は部屋にとって返し、カメラを取ってきて妻の遺体を撮影する。その「呪われた眼」を、たとえば9.11の現場に入れなくて悔しかった著者、3.11震災直後の現場にカメラを持って入って行った写真家たちと重ねて書いている。 それらの写真を見たいと欲する読者の眼も呪われている、ということはすぐ自覚させられる。何度、クリスティーネの写真を見返したことか。
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