
六
@69rikka
2026年8月8日
夏帆
村上春樹
読み終わった
途中まで、「これは夏帆の内面でだけ起こってることなんじゃないか、病気などで見ている幻覚なんじゃないか」としか思えず、スケールが小さすぎる、この人はもう幻想の中に飛び込んでいくことはできないんだ、「街と、その不確かな壁」で示唆されたように……と思ってたんだけど、最後の方で猫について「私がこの猫に従うというのはつまり、私が私自身の内声に従っているということなのだ」と考えるに至り、そこに自覚があるならいいか……と思った。
母殺しの物語としては、うーん、もう一段階なにかあったんじゃないかな。でも自分を殺せという母親の声も夏帆の内声であって、母親本人とは関係ないものなのかも。だからこそ夏帆は「私は昨夜実際にこの人を殺してしまったのかもしれない」と考えるんだろう。

