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@bunkobonsuki
2026年8月8日
仕事と日本人 新版
武田晴人
働くということを、日本人はどう捉えていたのか。経済史研究者・武田晴人が日本における仕事の歴史を紐解く。
近世まで仕事の主体は各々個人であったが、近代から現代にかけて、人は仕事の主体を組織に譲っていった。現代の労働観、すなわち「雇われる」労働観は、その変遷が完了したことを示す。
では、今後の「仕事」とはいかなる状態になるだろう。もしかしたら、個人が主体だったかつての姿を取り戻すかもしれない。
森鴎外は「しごと」を「為事」と書いていたという。仕える事という意味の「仕事」とは対照的な、「為す事」として捉えていたのが鴎外であった。
今から何十年後。
「しごと」を漢字で表す時、人々は「仕事」と書くか、「為事」と書くか。
