フジワラ "アニルの亡霊" 2026年8月8日

フジワラ
フジワラ
@hujiwara2
2026年8月8日
アニルの亡霊
アニルの亡霊
マイケル・オンダーチェ
映画や舞台では「間」が結構重要な役割を果たすものだが、小説はそうはいかない。字で埋め尽くすから間を与えられる確実性はない。 「いい映画。音楽が殆どなくて沈黙にものを言わせている」 この作品はこういう言葉で自分の思考に組み込む咀嚼の時間を使わせることで間を生んでいる。 大量虐殺の調査という血腥い話なのに淡々と情動を感じさせない文章が浮世すら忘れさせてくれる。読めて良かった。
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