アニルの亡霊

6件の記録
フジワラ@hujiwara22026年8月8日読み終わった映画や舞台では「間」が結構重要な役割を果たすものだが、小説はそうはいかない。字で埋め尽くすから間を与えられる確実性はない。 「いい映画。音楽が殆どなくて沈黙にものを言わせている」 この作品はこういう言葉で自分の思考に組み込む咀嚼の時間を使わせることで間を生んでいる。 大量虐殺の調査という血腥い話なのに淡々と情動を感じさせない文章が浮世すら忘れさせてくれる。読めて良かった。


- 🐊🍍@taretoki-boshi2026年2月15日かつて読んだ作者の故郷であるスリランカの内戦の傷が痛々しく生々しい。日常化した悲劇が詩的に描かれているのでより迫るものがある。 「あの頃は誰が誰を殺してるのかわからなかった」 「いまは、わかるんでしょう?」 「いまは誰の衣服にも血がついてる」
ゆべし太郎@skikzy2025年2月1日読み終わったまた読みたいなぜかずっとタイトルに惹かれていて、年末に初めて入った古書店で出逢う。簡潔で無駄を削ぎ落とした記述によって、情景と人物が自分のなかにくっきり立ち上がってきてとにかく好み。早くも再読したくなっている。 ちなみにその古書店は海外文学が充実しまくっていて、散財しそうで怖い。






