
ゆる
@yurumogu
2026年8月8日
罪と罰 上
ドストエフスキー,
工藤精一郎
読み終わった
古典は読みにくかろう……という凝り固まった頭をほぐしてくれるような圧倒的な読みやすさであった。あらかじめ自分に合いそうな訳を選んだこともあってか(贅沢!)、躓くこともなく物語に没頭できた。上巻は580Pほど。作中ではそんなに日が経っていないのに、私の上には1ヶ月くらいの月日が流れた。
なんでそんなに読むのに時間がかかったかというと、陽の者ラズミーヒンの実にぐいぐい迫る社交性にあてられてウッとなってしまったから。ラスコーリニコフの内へ内へと沈み込んでいく思考を読むのが好きだったので、その対極ともいえるラズミーヒンの振る舞いが騒々しくて、いいからもうほっといてやりなよ……の気持ちにすらなるなどした。個人的にはマルメラードフの酔いどれ身の上話や、プリヘーリヤの長大な手紙や、ラスコーリニコフの悶々たる苦悩を読むことに面白みを感じる。
あとラスコーリニコフの論文が出てきて「君!そんなもの書いてたのか!」とツッコミたくなった笑 なんかこういう独特なおかしみがたまに出てくるのも読んでて面白い。苦悩も極まってくると喜劇になるのか。
登場人物が多いと聞いていたのでメモ取りながら読んだのだけど、『罪と罰』の長さって一場面に対する文量の多さだったのでそんなに混乱はしなかったかな。愛称がかわいい。特にドゥーネチカ、ソーネチカを頭の中で再生したときの音がとにかくかわいい。
下巻はさらにラスコーリニコフが追い詰められて苦悩する姿を見られると思うと楽しみでなりませんねえ……!








