
たご
@clan_1967
2026年8月8日

太宰治との七年間
堤重久
読み終わった
堤重久は太宰のお弟子さん。子どものような太宰と、それをひょうひょうといなす堤とのやりとりがユーモラスでおもしろい。堤から見て、太宰はちょっと困った人だ。興味を引くことがあったら観劇の途中でも話し出すし、自分が「こう」と思ったら否定したって決めつけるし、大酒を飲んでぐうぐう寝ていたりもする。けれど、小説に対しては妥協がなく、間違いなく天才である。堤の言葉の端々には、そんな師匠への揺るがぬ尊敬と愛情、そして切なさが漂っていた。
