おやま "燻る骨の香り" 2026年8月9日

燻る骨の香り
小川朔や香りシリーズにおいて『執着』ってキーワードなんだと思える最終作だった 「視えてしまっていることに気がつかず、騒いだり、取り繕ったりして、嘘を隠せると思っている人たちが滑稽で仕方ない」 小川朔から見たその他多くの人間ってまるで仮面を付け忘れたピエロみたいだと思った そんな中で新城や若宮一香みたいな自分の香りに染めなくてもそばに居られる相手を見つけられたことは小川朔にとって幸運だったはず 新城は出てくる度に株が上がる 小川朔にとって嗅覚の理解者とはかけ離れてるけど小川朔を理解している人間ではあると思う 新城がいるとやけに年相応の話し方になるし、堅い印象の小川朔が面白くなるのが見てて微笑ましい 前々作で若宮一香を尋ねて小川朔を誘き出した時も思ったけど、いつも小川朔の後ろに付きまとっているように見えて、小川朔にとっての道標って案外新城なんじゃないかなと思ってる シリーズ一作目の初登場時はこんなにも好きになると思ってなかった あと小川朔が作ってたりんごとチーズのクラッカーは私も是非頂きたい…小川朔の香りを纏ったクラッカーとか至高の一品すぎる また透明な夜の香りから読み返したい
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