
jaguchi
@jaguchi87
2026年8月9日
課税と脱税の経済史
マイケル・キーン,
ジョエル・スレムロッド,
中島由華
読み終わった
しばらく積ん読になっていた厚めの本。読み始めてすぐ、なぜあまりなじみのない経済史の本を買ったのか思い出した。冒頭に、ロゼッタストーンには神官に対する税の減免について記されている、と書かれていたからだった。あの石がヒエログリフ解読に果たした役割にばかり注目していて、その内容については知らなかった。
文字通り、古今東西のおもしろい、ひどい、奇妙な事例をたくさん紹介しながら、私たちの社会と切り離せない税という大きな枠組み、国や政府といったものを見据えている。
ピグー税、ラッファー曲線、ノッチ、課税と呼ばれない課税(専売制、徴兵など)、多国籍企業に対する課税の困難。
・レイトゥルギア 演劇の上演など、金持ちに義務づけられた公共奉仕(古代アテナイ)
・乳房税(ムラカラム) 下位カーストの女性が乳房を衣類で覆って外出すれば課税(19世紀インドの一部地域)
・髭税(17世紀ロシア)
・ボブスタイル税(20世紀スイス・ウリ州)
・結婚を断られた男性対象の免税措置。租税回避のため「プロのお断り屋の女性」が出現(19世紀アルゼンチン)
・ネイティブ・アメリカン居留地で売り買いされる非課税タバコ(21世紀アメリカ、カナダ)









