傘野 "読まれる覚悟" 2026年7月15日

傘野
傘野
@amemoyou0831
2026年7月15日
読まれる覚悟
読まれる覚悟
桜庭一樹
自分もほそぼそと創作している身なので、以前から気になっていた一冊。 念頭にはやはり『少女を埋める』の件があったけれど、それ以外にもいろいろなシチュエーションで、プロや読者からお気持ち&誤読があるのだな…と知ることができた。 自分も確かにプロの読み手の方に作品の引用ミスをされたことがあったので、プロだからといっても全然ミスることはあるし、そしてそれに対して「間違っていますよ」と声を挙げることをためらってはいけないのだと思った。個人的には作家はあまりSNSをやらない方がいいのでは(読者と適切に距離がとれそうというか…)という感覚なのだけれど、桜庭さんはけっこうエゴサとかもしているっぽくて、そのあたりも興味深かった。 わたしも倉橋由美子のファンなので、かつて柴田錬三郎の雑誌コメント「若い作者だからこういった近親相姦的な妄想をする」 (もっと雑な感じの言葉の)がすごく腹立たしかったので、そのあたりに触れてもらったのも溜飲がさがる思いだった。 読んでいて発見も多かったけれど「読まれる覚悟としてこういったことをすればいい」というハウツー本というものではない。問題点をまとめて、提起をしてはいるけれど「これからどうするのか」はさらに自分で、あるいは話し合いながら考えていく必要がある。
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