岸見しき "イン・ザ・メガチャーチ" 2026年8月9日

イン・ザ・メガチャーチ
いちアイドルオタクとして、読んでおいたほうがいいのだろうな⋯⋯と思い購入、いろんなアイドルや俳優や業界人の顔、オタクのアイコンが浮かびながら読了。 面白かったのだけど、現実にある様々な事象を切り貼りして、上手くひとつの物語にまとめただけ、という印象が正直拭えない。あれをモデルにしてるなとすぐ思いつく場面が多すぎる一方で、肝心なところで解像度が足りていないと感じた部分もある(例えばサバイバル番組のデビューメンバーで物語が強いのが上位メンバー、というセリフがあるが、実際は最下位だ。最上位メンバーは物語に頼らなくてよいだけのステージ上の圧倒的魅力があり、下位メンバーほど最後の最後に物語に救われる)。でも心の隙間に「物語」がすっと滑り込んできて世界の見方すべてを変えてしまう様子や、共同幻想みたいに「界隈」が過熱していく過程は見事だなと思った。 プロデューサー気質寄りのINFP、読了後ちょっとだけ肩身が狭い。
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