山田ねこ "少年が来る" 2026年8月9日

少年が来る
少年が来る
ハン・ガン,
井手俊作
少年の魂とともに小説のなかを旅した。小説ではあるけど、実際の事件を下敷きに描かれていて、流された夥しい血、命の痕跡から目を離すなと言われているような思いを抱えて読了。 真夏の暑い日に熱いアスファルトのうえを歩くお母さん。義理の娘に暑いのになぜ歩くのと聞かれて、体が冷えているからと答える。子を亡くしてからずっと凍えるような寒さのなかにいたんだろうと思う。温まる日は来なかったのだろうと思う。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved