とんとこたまご "方舟 (講談社文庫)" 2026年8月9日

方舟 (講談社文庫)
知り合いにおすすめされて。 推理フェーズはしっかり論理的に組み立てられた本格ミステリでありながら、物語の核が動機の側にあるのが面白いと感じた。 殺人ミステリは、トリックはもちろん、人命や倫理観を天秤にかけてもその罪を選んだ犯人の心情を想像するのが、読んでいて楽しいポイントだなと改めて思う。 もし私が柊一でも、最後に麻衣の元へ行こうとはしないなと思った。自分が生きたいかどうかもだけど、しれっとした顔で3人も残虐に殺めた犯人が怖すぎて一緒にいたくない。笑 あんな狭い場所で大勢の目をくぐり抜けて、大量殺人を犯して最後まで計画通りに進めた麻衣は、もうその能力を何かに活かして欲しいと思う。アサシン過ぎる。笑 もし麻衣が無事に外へ出られたとしても、もうまともな感性で過ごすことは出来ないと思うけれど…。 終盤では、ミュージカル『アイーダ』のラストや、水族館とかで売ってる2色の水時計がひっくり返される様子が頭に浮かんだ。この後2週目もじっくり楽しみたい。
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