
橋本吉央
@yoshichiha
2026年8月9日
あなたはなぜ雑談が苦手なのか
桜林直子
読み終わった
雑談に苦手意識があり、もっと気軽に人と、「これ」といったテーマがなくても話せるといいなと思っている。
タイトルは、そういう課題感がある人向けに問題を分解してハウツーを伝えてくれるような期待を持たせるものだったので買ってみたのだが、あんまりそういう感じではなかった。
まず著者の方のいう「雑談」は、相手が著者に対して気になっていること、わだかまりのあることを言葉にして、それを著者が著者のスタイルで問いを投げたり一緒に考えたりするというもので、自分の中の概念ではコーチングや壁打ちに近い。そこまでしっかりした枠組みではなく「雑談」という打ち出しでそれをやっているからこそいいのだろうと思うけれども。
そしてその雑談そのものについても、特に「こういうことを気をつけて話を聞く、返答する」みたいな話は出てこない。
みんな自分を大事にする視点がもっとあっていいよねとか、著者自身がそういう視点をどのようにして得てきたかの振り返りとかで、それは、著者のファンの方にとってはとても興味深く読めるのだと思うが、タイトルが問いかける「なぜ自分は雑談が苦手なのか」という困りごとへの答えではないと思う。
『私にとっての雑談』とかにしてほしい。
と、いうのが主な感想なのだが、そういうふうに「雑談」という営みをちょっと狭く捉えているのかもという自分自身の認知を再確認したところもあり、そこは変えていく余地はあるのかもしれない。とはいってもやっぱタイトルはどうかと思うが。
