
torajiro
@torajiro
2026年8月9日

西瓜糖の日々
リチャード・ブローティガン,
R・ブローティガン,
藤本和子
読み終わった
初ブローティガン。印象的なタイトルで気になっていた作品でした。
詩的で幻想的な小説。ジャンルは違うし時代も少し前だけどブラッドベリの『火星年代記』を想起しながら読みました。なんというか古き良きアメリカと言われる時代にはこういう幻想的な世界を描き、味わう文化というか感性があったんだろうなぁと、少しメタに外れた感想を持ってしまった。
アイデス(I Death)を始めネーミングや関係性、登場人物の言動、語られる歴史などさまざまなものが当時の社会のメタファーになっているのではないか、著者が現代社会に近いと感じていたコミュニティや関係性はむしろアイデス以外の方にあるのではないかと、色々な想像が生まれましたが、そのように噛んで味わっても良いし、詩的なリズムと言葉選びで描かれる西瓜糖と世界を眺めるだけでも良いし、いずれにせよ楽しい読書体験です。