
永倉あんず
@Anzngkr
2026年8月10日

銀の匙
中勘助
読み終わった
東京下町の文化を、繊細で病弱で面倒臭い子供の目線から描写された前編がとてもよかった。調べながら読むと楽しい。
じぶんがびりっけつだと知って大泣きしてひとつずつ巻き返した主人公は肉体的には強くなったが、その一方で内面的には繊細なままである点も良かった。
何かあればすぐにへこたれてしまっていた子供にとって、度が過ぎる程お人好しの伯母さんは世界を作ってくれた人で、その伯母さんとの再会(後篇16~17)は涙無しで読めなかった。
自分にとっての伯母さんみたいな人は祖母である。近距離に住んでいないから、近々時間を取って会いに行くことにしよう。
