にむ "世界99 下" 2026年8月10日

にむ
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@ymm1234
2026年8月10日
世界99 下
世界99 下
村田沙耶香
久しぶりにディストピア小説を読んだけど、ディストピアって「私が実際には知り得ないけれど想像の中にはある最悪の未来」だと思っていたのに、全然、全く、薄い壁を一枚隔ててすぐ隣に在る現実のように思えて、これを読んでいる間ずっと薄ら納得しているような気持ちになった。ような気がする。読了後の感想って難しい。 四章でピョコルンになった空子があの家にいることが、結局女ってどこまで行ってもその家の便利な家電でしかないように思えて、でもあの場にいる空子は家電で在る苦痛を感じないなら不幸せではないのかなあと。幸せではないけど不幸せではない。希死念慮やそれに似た感情を持ち続けている人間にとってピョコルンって救いなのかもなあ。
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