
ジクロロ
@jirowcrew
2026年8月11日

心理学と錬金術 1 新装版
C.G.ユング,
池田紘一,
鎌田道生
読んでる
環境中の諸客体に対する正常な関係は一定量のエネルギーの消費によって維持されている。しかし客体に対する関係が断ち切られると、エネルギーの「停滞」が起り、停滞したエネルギーはそのエネルギー量に見合う代償像を生み出すのである。たとえば人間関係が不信によって損われると迫害妄想(被害妄想)が生じるように、環境の正常な活性状態が失われた代償として幻覚の現実が生じ、人間の代りに恐ろしい幽霊のような幻影が徘徊することになる。
(『個体化過程の夢象徴』)
ポピュリズムとは、停滞したエネルギーの回収とベクトルの提供により始まる。
ベクトルの提供、それは「外部」の創造から始まる。停滞したエネルギーは出口を欲する。それがIDを求めないフリーパスな出口ならばなおさら好都合。その出口が狭ければ狭いほど、エネルギーのかたちは先鋭化する。
自分なりのエネルギーの整流装置、そして爆発を回避するためのオーバーフロー装置が必要であるとあらためて感じる。
