
よろこびイサンディ
@yorocobi_isandy
2026年8月11日

歴史学の手引き
長谷川まゆ帆
読んでる
フランス近世史を研究する東京大学名誉教授による、題名にもある通り、歴史学の手引きが本書である。
こう書いてしまうと、読むのに骨が折れる著作かと思われるかもしれない。
ただ、どちらかと言うと「手引き」という方が先行し、際立っているが故にスルスルと読み進めることができる。
歴史学にそれなりの興味を持っている、僕のような一般の読者であれば、名前くらいは知っている西洋の歴史学者についての概略が記載され、彼彼女らに対する著者の意見も記されている。
歴史哲学の周辺をうろついていた僕の、個人的な時宜を捉えた本書は、「こんな本を待っていた」という好意的な感覚を持たせてくれる。
昨年に読了を迎え、個人的にとても印象に残っているフランス文学者・石川美子氏の著作と語り口が似ている気がしている。
彼女らの共通点は「フランス」にあるが、どれほど影響しているか。
このところ、良書に当たることが続いている。
やはり読み進めなくては、読書の女神は微笑まない。
そう、時間を掛けずに読み終えたいが、叶うだろうか。
