
きよ
@kiyomune
2026年8月11日
ふつうの人が小説家として生活していくには
津村記久子
読み終わった
出張先や旅行先で一冊本を買って帰る、ということをできるだけやろうとしていて、これは神保町から買って帰った一冊。
津村記久子さんは既に好きなので、チャレンジングな選書ではないけれど、東京の目まぐるしさに疲れていたので、馴染みの人の本には、大海に投げられた浮き輪みたいなありがたさがあった。
ついで、地元で欲しかった時、ずっと売り切れだったので、都はなんでも手に入るのだなぁともしみじみ。
こんなに賞を取って、面白い話を書くひとが、「ふつうの人」であるはずもなかろう、と、この本を読んだ今でも思う。
けれども、津村さんが、地に足がついてる人なのだということは、とてもよくわかった。
突飛な天才肌ではないという意味では、確かにふつう。
とはいえ、毎日コツコツモノを書くのは、ふつうだとできないような気がするんだよな。
これも才能だと思う。
でも、もしかしてそれがふつうなのだとすれば、最近の価値多様で基準が下方修正されているのかもしれない。