しがない "壁 (新潮文庫)" 2026年8月12日

しがない
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@ooe
2026年8月12日
壁 (新潮文庫)
壁 (新潮文庫)
安部公房
自分が読みたかったのは芥川賞受賞の第一部。 実存主義とシュールレアリスムが混ざったような作品だった。記号に自己は支えられているが、では自己の存在を支えているものはなんだろうか、というのがテーマなのだと思う。 100頁までは実存主義なのだが、それ以降はシュールレアリスムが混ざってきて話が混濁する。意味があるようで結局はあまり意味がないんじゃないかな。 ただなぜ途中から方向性をシュールレアリスムに切り替えたのが謎で、おそらく芥川賞狙いで文学の枠組みを拡張して見せようという試みなのだと思う。
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