
oto
@sakana__books
2026年8月11日
君の火がゆらめいている
落合由佳
読み終わった
あまりにもきょうだいあるあるが詰まっていて、境遇は全く異なるのに自分のことが書いてあるのかと思った。
葉澄や恵太、今悩みを抱えるYA世代のきょうだいさんたちの未来が明るいものであるように…と祈ると共に、自分の感情にも少しずつ向き合っていきたいと思う作品だった。
以下、読みながら思い出したことをポツポツと(乱文です)
・家族で遠出をした日の帰りの車内で、助手席に座る母からかけられる暗示のような「(妹)ちゃんかわいい?」
・特別支援学級に通う同級生に対して嫌悪感を向け、嫌な笑みを浮かべるクラスメイト。それに対して怒りを感じつつも、いつか自分たちにもその目を向けられるのでは…という恐怖からただ静かに眺めることしかできなかった中学時代。
・学校行事や部活の応援に妹が来ることを嫌だ、恥ずかしいと思ってしまう自分への嫌悪感。
・少しでも家族との距離をとりたくて選んだ県外の高校・大学(他にも理由はあったけど)、ふと我に返って申し訳なく思う気持ち
・恋人や友人にカミングアウトするときの不安と緊張
・結婚が決まった時に「おめでとう」よりも先に放たれた「(妹)のことよろしく頼むね」へのやるせなさ。
・そう遠くはない未来に訪れるであろう、自分がやるしかない親の介護や親亡き後の妹の生活のあれこれへの不安
・幼馴染がまるでなんでもないように、当たり前のように妹の近況を聞いてくれる安心感。

