

oto
@sakana__books
お気に入りの本でいっぱいのおうち図書館を目指して📚🔖
- 2025年5月23日好きになってしまいました。三浦しをん大好きな三浦しをんさんのエッセイ集 1篇1篇が短いうえに随所にクスッとなるお話が散りばめられていて、サクサク読み進んでしまった。 語り口にお茶目なお人柄が現れていて、でもところどころ心が温かくなるような、いろんなものへの愛に溢れた話もあって、ますます三浦しをんさんが大好きになってしまいました。(タイトルみたい) ( )書きのツッコミや文庫版追記なども、ワードチョイス一つ一つがおもしろい! 「穴に落ちる」の話にある「愛」とか「好き」への考え方がすごく素敵でした🫶 育児や勉強の合間に読むと気持ちが切り替えやすくて良かったです◎
- 2025年5月16日わたくし率 イン 歯ー、または世界川上未映子読み終わった満を持しての川上さんデビュー作 え、これがデビュー作?!?! この作品が出た時全作家さん震え上がったのでは… 何をどうしたらこんな作品が生まれるのか、こんな文章が書けるのか、川上さんの頭の中のぞいてみたい… どちらの作品もひたすらにしゃべって考えてしゃべって、止まらない まるでダムが決壊したみたいな勢いのある作品だった 短いのに濃度がとんでもなく濃い。 万人ウケはしないかもしれないけど、すごく面白かった… 奥歯に私を入れて守る「わたし」、その奥歯がなくなってしまったら「私」はどこへ行ってしまうのだろう… そもそもなぜ奥歯に入れて守らなきゃいけなかったのかを考えると、心が痛かった かなり哲学的なテーマなのにあまり抵抗なく読み進められるのは、関西弁で語られるコミカルで独特なテンポ感と鋭い言葉選びがあるからかも とはいえ全て理解するのは難しかったので、何度も何度も読み返して咀嚼しようと思う🦷
- 2025年5月13日生のみ生のままで 下綿矢りさ気になる
- 2025年5月13日生のみ生のままで 上綿矢りさ気になる
- 2025年5月13日子どもという世界キム・ソヨン気になる
- 2025年5月13日世田谷みどり助産院泉ゆたか読み終わった母乳外来専門の助産院を題材としたお話 現在、育児始めたてで悩みと焦りでいっぱいなので、感情移入しまくりでした。 その時々で内容は違えど、産んでからずっと授乳についての悩みはついてまわっているので、みどり助産院みたいな場所があったらどれだけ救われることか… 律子先生の過剰に共感するでもなく突き放すでもなく、淡々と受け止めてくれる静かな優しさが素敵。 現在赤ちゃんを育てているママさんはもちろん、パパさんにもお勧めしたいし、育児が終わった方にも読んでほしい本 フィクションだけど、救われる言葉がたくさんありました。
- 2025年5月12日あひる今村夏子読み終わったずーっと読みたかった作品をやっと読めました! 短くて読みやすいのに、読み応えがある不思議… 3作品とも子どもが出てくるのだけど、どの作品からも子どもの純粋さと残酷さを感じて、心が痛いやらうっすら嫌悪感やら、常にいやーなところを突かれているようだった。 「おばあちゃんの家」と「森の兄弟」のつながりもお見事で、「森の兄弟」を読む前と後とで「おばあちゃん」の印象がガラッと変わった。 おばあちゃんは一体何者なの…? 読んでる間の胸がザワザワする不穏さ、不気味さに魅了され、先が気になってしょうがなかった。 今村さんにしか書けないこの空気感がたまらなく好きで、定期的に摂取したくなる。
- 2025年5月3日月まで三キロ(新潮文庫)伊与原新読み終わった『藍を継ぐ海』を読んで気になっていた作品。 人の生きにくさや痛みを地球や宇宙の話と絡めながら描く、人間ドラマであり、ミステリーのようでもあり、もはや唯一無二なジャンルの短編集。 天文や火山、天候などの専門的な言葉も出てくるけど、こじつけ感も押し付け感もなく、すんなりと溶け込み物語のアクセントになっているのが不思議。 地球や宇宙という大きな存在に夜のような静けさと神秘を感じ、読むと心が凪いでいくような優しさを感じた。 「エイリアンの食堂」と「山を砕く」が特に好きでした。
- 2025年4月25日湯気を食べるくどうれいん読み終わったものすごく自炊をしたくなる食エッセイ 読むごとに食べたいものが増えてゆく… 1篇目の表題作から虜になって、1作1作味わうようにじっくり読んでしまった。 「自炊は調律」の話、わたしの場合は自炊という形ではないけど、すごく共感だった。自分が自分の形を保つためにやることってあるよなあ…と。 「おいしいものはおいしいうちに」という精神、わたしも大切にしたい。 何よりれいんさんの文章が、言葉がすごく好きでした。 他の作品も読み漁ります!
- 2025年4月21日あこがれ川上未映子読み終わった主人公2人の心の機微の大人でも子どもでもない感じが絶妙だった。小学校の高学年って意外とよく見てるし自分なりにいろんなことをたくさん考えていて、でもまだ世界が小さい故に未熟だったりして…そんな様子がよく描かれていると感じた。 やりとりの端々から感じる互いを思いやる優しさがすごくよかった。ずっとこの友情が続いてほしい。 やっぱり川上さんが書く会話の場面が好きだな… あこがれるものとの向き合い方は人それぞれだけど、自分の中での期待値が上がってしまって、いざ目の当たりにすると、あれ??ってなって、勝手に裏切られた気持ちになることってあるよなあ…本当に勝手だけど。 あこがれはあこがれのまま、美しいままでいいのかな…とも思う。
- 2025年4月17日まほろ駅前狂騒曲三浦しをん買った
- 2025年4月17日おまじない西加奈子買った
- 2025年4月17日村上龍料理小説集村上龍買った
- 2025年4月15日博士の愛した数式小川洋子読み終わった本屋大賞発表会の阿部暁子さんのスピーチを聴いて無性に読みたくなったので、積読本の中から引っ張り出してきました。 記憶が80分しかもたない博士とその家政婦の「私」、息子のルートの共通言語は数学と野球。 日常の何気ない数が数学的にはつながりがあって、それを事の大小に限らず大切そうに語る博士も、話を聴いて魅了されていく私もすごく豊かな心の持ち主だと思った。 博士の不器用だけど憎めないあたたかさと、それに応え時には優しい嘘を突き通す「私」とルートの愛の深さに胸がいっぱいだった。だからこそ、翌日には関係がリセットされ、一から始めることや、だんだんと博士の記憶が止まってゆくことが苦しくて悲しくてしょうがなかった。 朝起きたときに絶望から始まる博士は果たして幸せだったのだろうか… なんでもっと早く読んでおかなかったのだろうか… 何度も読み返したい、大切な一冊がまた増えた。
- 2025年4月11日キッチン吉本ばなな読み終わった大切な人の死に直面した男女の話 どちらのお話も会話文や主人公の内言語の文に独特な雰囲気があったり、夜の描写が切なくも美しくて、文章としてもすごく味わい深かくて、沁みる言葉がたくさんあった。 どちらのお話も家族や恋人など大切な人の死を受け止め、立ち直って行こうとする話だけど、それだけでなく家族のあたたかさを感じたり幸せの形について考えさせられたりと、生きるためのエネルギーをもらえる作品だった。 あと、無性にカツ丼が食べたくなった…🤤 落ち込んだ時に読み返したい宝物の1冊になった。
- 2025年4月10日
- 2025年4月10日図書室のはこぶね名取佐和子気になる
- 2025年4月8日自転しながら公転する(新潮文庫)山本文緒読みたい
- 2025年4月8日
- 2025年4月7日カフネ阿部暁子読み終わったたくさんの人におすすめしてもらった『カフネ』。 あったかくて優しくて、まさに心の栄養でした。 人は誰しも見えない痛みや苦しみを抱えていて、それをうまく飼い慣らして生きていていかねばならないけれど、それって簡単なことではない。でも、一緒に生きてくれる人と美味しいご飯があったら、生きる力が湧いてくるんだな…と。 優しさって時にはナイフになってしまうから難しい。 途中からせつなも春彦も抱きしめたくてしょうがなかった。せつなには突っぱねられそうだけど… 出てから料理一つひとつが美味しそうで、すごく料理欲が刺激された。 読み終わる直前に思わず卵味噌のおにぎりを作ってしまった。他のものも再現してみたい!
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