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@sakana__books
お気に入りの本でいっぱいのおうち図書館を目指して📚🔖
  • 2025年9月30日
    センス・オブ・ワンダー
    センス・オブ・ワンダー
  • 2025年9月29日
  • 2025年9月29日
    愛の夢とか
    愛の夢とか
    7つの作品が収められた短編集。 どの作品も主人公の思考や感情の機微が丁寧に繊細に描かれていて、川上さんの作品はいつも息をするのを忘れるぐらい没入してしまう。 タイトルから夜が似合う作品なのかな…と思い読み始めたけれど、どちらかというと白昼夢とかぼんやりと夢想してるような、そんな感じの作品たちでした。 表題作の「愛の夢とか」と最後の「十三月怪談」が特にお気に入りでした。 何度も読み返したい、すごくお気に入りの一冊になりました。
    愛の夢とか
  • 2025年9月23日
    BUTTER
    BUTTER
    ずっと読みたかった話題作をついに🧈 事件の真相を追ってゆくシリアスな内容とは裏腹に、とにかく食の描写が鮮やかで食欲と料理欲をかきたてられた。(実際に手の込んだ料理がしたくなって、夫の誕生日を理由にご馳走を作った。) 主人公と共にカジマナのもつ魅力というか魔力というかにハマってゆき、しっかりと手のひらで転がされてしまった感覚。 人は何のために生きるのか、大きな問いを投げつけそれまでの価値観を揺さぶられる1冊でした。 エシレのバター食べてみたいな〜🧈🤤
    BUTTER
  • 2025年9月15日
    あしたやさしくなれますように
    あしたやさしくなれますように
  • 2025年9月5日
    透明な夜の香り
    透明な夜の香り
  • 2025年8月21日
    オリオンは静かに詠う
    Xでのプレゼント企画でご縁あって手元にやってきた1冊📚 ろう者の少女の世界が競技かるたを通して広がってゆく様子に元気をもらった。 ろう者、CODA、SODA、手話通訳それぞれの立場の複雑な思いが細やかに描かれていて、SODAではないけれど障害児者のきょうだいであり、手話通訳の端くれでもある私にとっては、痛いほど気持ちがわかる部分があってつい感情移入してしまった。 (百人一首の通訳は絶対にやりたくないと思った。1日の試合まるっと交代なしなんて絶対無理) 目の前の大きな壁に立ち向かおうとする人にエールを送ってくれる、そんな1冊でした。 中高生にもお勧めしたい!
    オリオンは静かに詠う
  • 2025年8月8日
    蛍たちの祈り
    蛍たちの祈り
    大好きな町田そのこさんの新刊 大垣書店堀川新文化ビルヂング店さんの企画で名前入りのサイン本‼︎ 嬉しすぎる…!家宝にします。 いつかサイン会にも伺えたらいいなあ… 物語の中では親に振り回され傷つけられ苦しみながら生きてきた子どもの姿が描かれていて、憤りと絶望といろんな気持ちが混ざってのしかかってきて苦しかった。 自分自身、決して世間一般でいう"毒親"育ちではないものの、きょうだい児であることやその他いろんなことが積もって、親との関係に悩み苦しんできたところがある。 私を産み育ててくれたことにはもちろん感謝しているけれど、手放しで「ありがとう」「大好き」と言えない自分にずっとコンプレックスを感じてきた。 そんな自分のことをも受け止めてくれる作品だったと思う。 小さな子を持つ親になった今、自分の言動一つ一つが子を作っていると思うと、戒めにもなった。 直視しないようにしていた痛みと向き合わせてくれて、さらに背中を押してくれる町田そのこさんの作品は心の拠り所です。
    蛍たちの祈り
  • 2025年7月31日
    成瀬は天下を取りにいく
    気がついたらまっすぐで全力な成瀬の虜になっていた。 突拍子もないことを言い出す成瀬に振り回されつつも楽しんでいる宮崎のキャラもすごく良くて、2人のやりとりに自然と笑顔になった。 (文化祭でのゼゼカラには笑顔を通り越して吹いた) キラキラとした青春を生きる登場人物たちが愛おしくもありちょっぴり羨ましくもあり、忘れていたいろんな気持ちを思い出させてくれた。 そして行ったこともないのに琵琶湖が、膳所が大好きになっている。いつか絶対に訪れよう。
    成瀬は天下を取りにいく
  • 2025年7月30日
    国宝 下 花道篇
    一人の役者の人生史でありながらあまりにも壮大で、一つの芸事を突き詰め続けることの凄みを感じた。 「青春編」に続き喜久雄の人生の壮絶さに打ちひしがれながら読み進めたけれど、たくさんの出会いと別れと挫折を経験しながらも、「歌舞伎が好きだ」という気持ちだけは失わずに、より高みを求めていく姿に胸が熱くなった。 最後の舞台の場面は、あらゆるものから解放されてゆく喜久雄の恍惚とした感じがこちらまで伝わってきて、文章なのにすごく鮮やかで神々しい景色を見ているようだった。 もっと早く読んでおけば良かった…。 映画も絶対に映画館で観よう。 文庫版の装丁も良いけど、単行本の装丁がすごく好き。
    国宝 下 花道篇
  • 2025年7月25日
    国宝 上 青春篇
    軽快な語り口は落語や講談を聞いているようで、グッと引き込まれた。 まだ幼い喜久雄と俊介が踊る「二人道成寺」さぞかし美しいんだろうな…(歌舞伎の舞台を見たことがないのでぼんやりとしか想像できないのが悔やまれる) 喜久雄の報われなさに絶望しながら読み進んだ「青春編」 『国宝』は数年前に知人からお薦めしてもらっていたけど、歌舞伎かあ…となかなか手が伸びなかった作品。 でも実際に読んでみたら歌舞伎を知らなくても楽しめる(知っていたらなお面白いと思うけど)し、これを機に日本の伝統芸能に触れてみたくなった。
    国宝 上 青春篇
  • 2025年7月18日
    地球星人
    地球星人
    念願の村田さん作品1冊目📚 とんでもない作品&作家さんに出会ってしまった… 魔法少女と宇宙人を自称する主人公のぶっ飛び具合に驚いたけれど、それよりもそうさせてる周り(主に家族と塾講師)への嫌悪感がすごかったし、自分を魔法少女や宇宙人だと思うことで心の痛みや苦しみから逃れようとした主人公を思うと胸が痛かった。 物語は描写が過激ではあったけれど、描かれている内容は現実にありうる部分もあったり(親子関係や塾の先生の云々など)、登場人物たちが抱いている違和感や疑問も理解できる部分があったりと、物語として楽しみつつものすごく考えさせられた。 何度もぶん殴られるような衝撃で読後はしばらく新しい本に手が出なかったけれど、もっと村田作品を欲している自分もいる。 過去1.2を争う読書体験でした。
    地球星人
  • 2025年7月16日
    ことばの育休
    コピーライターの銭谷さんの育休の日々を綴った育児エッセイ。 今まで母親視点の育児エッセイは何冊か読んできて、共感と安心をたくさん感じてきたけれど、今回初めて父親視点の育児エッセイを読んでみて、新たな視点で育児を捉えられて、すごく新鮮だった。 まだ言葉をもたない我が子がいろんな「初めて」に出会って、たくさんのことを吸収してゆく様子を、楽しみながら時には一緒に成長しながら見守ってゆきたい。 そして、今我が子に対して感じる感動や様々な思いは、そのままではだんだんと薄れていつか思い出せなくなってしまうから、自分なりの方法できちんと留めておきたいな。 気がついたら残り半分となってしまった育休期間を、自分にとっても我が子にとっても宝物にできますように。
    ことばの育休
  • 2025年7月10日
    水たまりで息をする
    前々から気になっていた作品。 夫が風呂に入らなくなるという、初っ端から衝撃的な展開。 最後夫はどうなってしまったのだろう… 実家で飼っていた「台風ちゃん」が何を表していると解釈するかによって、だいぶ物語の印象が変わる気がする。 夫がどんどん汚れていく描写は嫌な臭いがしてくるようだし、水道水、雨、川など作中で出てくる水がどれもうっすら不快な感じがして、終始まさに水中にいるような、気を抜いたら溺れそうな息苦しさを感じた。 社会一般で言えば、お風呂に入って清潔にすること、他人に不快感を与えないことは常識のような気がするけれど、夫にとってはそうではない。 また、妻である主人公も夫に対して風呂に入って欲しいと伝えつつも強制はせず、義母や母、社会との板挟みになりつつも夫を受け入れ、そんな夫をも愛そうとする。 もし自分が妻の立場だったら、夫を受け入れられるだろうか…。多分なんとかして風呂に入ってもらうだろうし病院に連れていくかもしれない。ありのままの夫より社会とのつながりをとってしまうかもしれない。 なかなか共感するのは難しい作品だった。
    水たまりで息をする
  • 2025年7月8日
    Q人生って?
    Q人生って?
    よしもとばななさんの公式サイトに寄せられた質問に答える形で綴られたエッセイ。 恋愛や結婚、人間関係や仕事など人生のあれこれについて、よしもとさんの考えが語られていて、そういう考え方もあるのだな…と少し視野が広がった気がする。 人生に行き詰まったときに読み返したい。
    Q人生って?
  • 2025年7月4日
    オーラの発表会
    主人公・松海子の不器用なまでのまっすぐさと独特な雰囲気にだいぶ感情が振り回された1冊 前半のキャンパスライフはまさに大学1年生って感じで、思わず自分が大学生だった頃を思い出しヒリヒリ… 大学一年生の解像度高すぎる、、登場人物全員うちの大学にいたよね?? 途中、松海子の鈍感さや不器用さにズッコケそうになったりもどかしかったり、奏樹やサワクリ兄とのやりとりが甘酸っぱくて、身悶えたり…笑 ベタな恋愛小説かと思いきやしっかり一癖も二癖もあるあるのが綿谷さん作品 オーラの話が出てきて徐々に変化(覚醒?)してゆく松海子から目が離せなくて、思わず応援したくなってしまった まね師やあぶらとり神、サワクリ兄など出てくるあだ名のセンスが絶妙でジワジワ
    オーラの発表会
  • 2025年6月30日
    文学2025
    文学2025
  • 2025年6月27日
    わたしを空腹にしないほうがいい 改訂版
    読みたかったれいんさん初期のエッセイ 日記形式で全部6月の日付がついていたので6月中に読めてよかった◎ 全てのタイトルが俳句になっているのもおもしろい! 『湯気を食べる』で「自炊は調律」の話を読んでいたので、れいんさんにも料理をすることでなんとか乗り越えてきた日々があったのだなあ…と改めて勇気づけられた。 幼少期のとんがってるれいんさん愛おしすぎるし、その当時を「思い出すのに勇気がいる」と表現しているのがすごく良かった。 美味しいものを食べて無邪気に笑ったり、「うまあっ…」と天を仰いでる姿が目に見えるようで、読んでいるこちらまでにんまりほっこり。 一回一緒にご飯食べたい!美味しいものいっぱい食べさせたい笑 一緒にご飯食べるサイン会とかイベントとかないですかね(ないですよね…) 料理って美味しく作るために今目の前のことに集中するから、嫌なこととか悩んでいることとか一旦忘れられていい。 出来上がったものを頬張って美味しければ心も体も満たされるし、健康にもなれる。そして経済的。 れいんさんのエッセイは、いつも自炊欲を掻き立ててくれる。 明日からも夕飯作り&子の離乳食作り頑張れそう。
    わたしを空腹にしないほうがいい 改訂版
  • 2025年6月27日
    赤と青とエスキース
    『黄色い家』の反動で癒しを求めて青山さん 絵画とか芸術には疎いから難しいかな…と思ってたらそんなこともなく、ただただ感動でいっぱいの作品だった。 オーストラリアのメルボルンである1枚の絵が描かれてから約30年を巡るお話。 4章の連作短編。全ての章が赤と青をモチーフにしたタイトルになっていて、物語中にも登場するのですごく色彩豊か。 どの章にも同じ絵が登場して、時が経ってもずっと持ち主の(時にはその絵を見る人の)人生に寄り添っているのがすごく良かった。まさに絵は死なない。 なぜ赤と青なのか、第4章の最後の4行で全てが繋がり鳥肌がたったし、エピローグで答え合わせをしたところで、なんて切なくてあったかい話なのだろうかと、胸がいっぱいになった。 はじめはその章の主人公に心打たれ、2度目は2人の男女の人生に心温まる。 短編としても長編としても楽しめる、2度読み必至な作品でした。
    赤と青とエスキース
  • 2025年6月23日
    黄色い家
    黄色い家
    昨年読み始めて途中で止まっていた作品をやっと最後まで。 続きが気になってページを捲るのが止められず数日間寝不足になってしまった。 主人公の報われなさが苦しくてしょうがなかった。 特に終盤にかけてだんだんと歯車が狂って、幸運なはずの黄色い家が音を立てて崩れていく様には、今まで自分が見てきたものはなんだったのだろうかと絶望した。 20年後を描いたラストの着地の仕方は圧巻だった。 キーパーソンの黄美子さんの人物像もはじめとおわりでだいぶ違って感じて、改めて読み返すとまた違った発見がありそう。 川上さんの書く文章の振れ幅半端ないって…
    黄色い家
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