
はるのひ
@harunohinouta
2026年8月12日
あこがれ
川上未映子
読み終わった
「会いたいときに、会いたい人がいてさ、会えるんだったら、ぜったい会っておいたほうがいいと思うんだよね」(P.86)
この印象的な一文を見かけて読みたくなって買ってから、読書欲が戻るまでかなり積読していた1冊をようやく読了。
小学6年生の麦くんとベガティーがそれぞれ"あこがれ"の人に会いに行く物語。うまく言葉にならない自分の気持ちと向き合う2人の様子がいじらしい。傷つきながら大切なことに気付いていく小学生の2人の友情物語でもあり、子供が主人公の作品ってどんな感じなんだろうと読む前は少し不安もあったけど、すごくよかった。
自分がどう思ってるのか/どうしたいのか分からないという感覚と向き合ったり、他者との関わりを経て自分の中に視点を増やしながら大人になってきたんだなと、忘れかけていた感覚を鮮明に思い出したりもした。