

はるのひ
@harunohinouta
- 2025年10月7日
- 2025年10月6日まだ読んでる心に残る一節2021年の最後まで読み終わってしまった。残すは次の2022年の3編とあとがきだけ。あっという間に読めてしまう分量だけど、最後までもったいぶって読了はもう少し先に取っておく。 「木っ端微塵を求むる心」で書かれていた、 "生きるというのは、物とともにあること" "人は物を残さずに去ることができない" というくだりは最近私もぼんやりと考えていること。さすがに終活的なことを意識するにはだいぶ早いけれど、誰しもいつ亡くなるか分からない、というのは真理なわけで…これ以上物を増やさないほうがいいんだろうなと何となく頭の片隅で思いつつも、やはりあれこれ買ってしまう。 それと川上さんが日記はもうつけていないと書かれていて(ときどきつけているそうだけど)、私も今年に入って3年日記(今年で3年目)をつけるのをぱたりとやめてしまったので、やはり書かなくなるものなのだなと思ったり。 でも最近ひょんな会話から母が日記をつけていることを知り、年齢を重ねたらやはりまたつけたくなるのかもしれない。 もし突然自分がこの世からいなくなってしまったとして、恋人や家族が私の日記を見つけたら、きっと中身を読まれてしまうんだろうな…読まれたくないなぁと思う。近しい人に読まれて困るようなことは書いていないけれど、そこに書いてある断片的な言葉には自分にしか本来の意図が伝わらないことも多分に含まれているし。 日記の冒頭に「読まずに処分してね」とメモを挟んでおくべきかもしれないと結構本気で思う。
- 2025年10月5日
- 2025年10月4日朝のピアノ 或る美学者の『愛と生の日記』キム・ジニョン,小笠原藤子まだ読んでる心に残る一節窓の外から雨音が聞こえて、仕事の手を少し休めて本を開いて続きを読む。偶然にも水の音の話。 "存在の底に到達すると、そこに静寂はあるが、それは沈黙ではない。「静寂の言葉」がある。人それぞれの一生は、この一言を探し求める道なのかもしれない。" 最後の段落のこの部分を何度か反芻して本を閉じる。
- 2025年10月4日茨木のり子全詩集 新版宮崎治,茨木のり子見かけた読みたい欲しい全詩集の新版が先月末に刊行されてた。これはぜひ手元に置いておきたい… 附録として谷川俊太郎さんによる追悼詩「いなくならない」(読むと泣けてきてしまう素晴らしい詩)も収録されてるみたい。茨木のり子さんは2026年で生誕100年、没後20年とのこと。
- 2025年10月2日言語化するための小説思考小川哲気になる見かけた今この本を見かけて気になった理由は、今自分が「言語化したい」とあまり思わなくなってるからかも。 なぜか少し前から何となく「あまり言語化したくない」モードに入ってる気がしていて。本の感想とかは読めば書きたいと思うし、こうして本にかこつけて少し言語化してしまってるけど… いろいろ言語化したくないのに惰性で言葉を吐き続けてるような。まだ自分でもこの感じが何なのかよく分からないのでとりあえず今の心情のメモ。
- 2025年9月14日
- 2025年9月12日
- 2025年9月12日朝のピアノ 或る美学者の『愛と生の日記』キム・ジニョン,小笠原藤子ちょっと開いた読んでる心に残る一節少しずつ読むことにした。 これは要約だけど、「幸せに暮らしてください」という言葉は漢字語を読むと厳密には「いつでも喜びを胸に生きてください」という意味になる、という一節がじんわりと胸に沁みた。 こういうことを日本語ではなかなかストレートに言えないよね。
- 2025年9月6日
- 2025年8月29日まだ読んでる今日は川上未映子さんのお誕生日。 このエッセイ集は2年前の夏に発売されてすぐサイン本を手に入れた。川上さんの12年間という長い期間の軌跡だから何となくできるだけ時間をかけてゆっくり読みたいなと思って、本当に少しずつ読んでる。 ちょっと気持ちが疲れたな…という時にだけ手を伸ばして、少しだけ読み進めて、偶然今の自分が考えていることとシンクロするような話題が書かれていることもあったり。そしてまた次に開く時を楽しみに閉じる、というのを繰り返して今やっと2020年5月のところまで読み終えた。コロナ禍の始まりの空気感、本当に遠い昔に感じるなぁ… エッセイのいいところは、普段はひと時も離れられない自分の思考から一旦離れて、自分ではない他人の思考が静かに流れてくるところ。(それを読んで解釈しているのは結局自分なんだけど…)エッセイを読んでいる間だけ感じられる自由があって、不思議と落ち着くんだよね。
- 2025年8月29日
- 2025年8月28日ブエノス・ディアス、ニッポン―外国人が生きる「もうひとつのニッポン」フクダカヨ,ななころびやおき買った見かけた積読中岸政彦さんが「隠れた超名著です」と(蟹ブックスさんのブックフェアで荻上チキさんが選書されてたのを見て)言及していて気になり購入。 星野源さんも『MIU404』第5話のテーマだった外国人留学生・労働者の問題について勉強したいと思った時にチキさんにおすすめされて読んでいたそうで2020年にラジオで紹介していたと、こちらの出版社さんの商品紹介ページで知る。(源さんは大好きなんだけどラジオは仕事が忙しかったりするとすぐ聴けずに実は聴き逃してしまってる回も結構ある…) 出版社さんのオンラインショップで注文した日に即発送してくれて翌日に届いた。
- 2025年8月28日GOAT meets(01)イ・ラン,乗代雄介,小田雅久仁,朝吹真理子,金原ひとみ買った読んでるシンガーソングライターのさらさちゃんのエッセイ「祝福」を読みたくて購入。"会う"をテーマにしたエッセイ"about meets"シリーズの9編のうちの1編。 今年の初めにさらさちゃんの同級生が亡くなってしまったことは、ライブのMCなどでも少し触れられていたから知っていて…そんな同級生との話から始まるエッセイ。「祝福」は私にとって大切な曲のタイトルでもある。 ーー2年前の冬、大好きなボーカリスト(でありバンドマンであり詩人でもある)の訃報から1週間後にさらさちゃんのライブがあって、まだ気持ちの整理も全然つかないまま会場に向かった。 そこで初めて披露された新曲「祝福」に本当に慰められて、もう会えなくなってしまった悲しみを抱えながらも、やっぱり出会えたことが祝福なのだと、曲を聴きながら、祝福というタイトルを反芻しながら、素直に温かい気持ちになれた。 そんな祝福は翌年の夏、偶然にもそのいなくなってしまったボーカリストの誕生日にリリースされて、寂しい日にまた少し温かい気持ちになれて。そんな経緯もあり個人的にすごく大切な曲。 あれから1年と8か月が過ぎて、寂しさは相変わらず消えないまま、同じタイトルのエッセイの最後の一文にまた慰められてる。 他のabout meetsのエッセイも、特に三島有紀子さんと小指さんのそれぞれの"出会い"のエピソードがよかったな。詩や短歌がところどころに挟み込まれている仕掛けやデザインも素敵な文芸誌。まだまだ読みきれないけどゆっくり読みたい。
- 2025年8月17日
- 2025年8月17日朝のピアノ 或る美学者の『愛と生の日記』キム・ジニョン,小笠原藤子買った読み始めた手に入れた日の夜に数ページめくって、良すぎて一旦閉じた。時間のある日にじっくり腰を据えて一気に読んでしまいたいような、少しずつ読みたいような…どちらにしようか迷ってる。
- 2025年8月15日
- 2025年8月10日
- 2025年8月9日
- 2025年7月27日男流文学論上野千鶴子,富岡多恵子,小倉千加子気になる川上未映子さんのインタビュー記事の中で紹介されていて気になった。 https://fashionpost.jp/portraits/340773
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