
北本新聞縦覧所
@kitamoto_juran
2026年8月12日
サカナとヤクザ
鈴木智彦
読み終わった
体当たりも含めた粘り強い取材でサカナ(漁業)に絡むヤクザ(裏社会)を追ったノンフィクション。
闇夜からヤクザを引っ張り出してきて強烈なスポットライトを浴びせたような詳細さ。危険や苦労も多かったに違いないのは伝わるが、そこの筆致はくどくなく、あくまでも事実ベースの書き振り。だからこそ密漁や密輸の闇の濃さ・深さが浮き彫りになってくる。
小説にしろノンフィクションにしろ正直に言うと解説は印象に残らないタイプなのだが、大根監督の「それでも俺は魚を食う」という堂々宣言も含めて良かった。
俺も魚を食う。しかしこの本で知ったことを踏まえてなるべく正しく消費したい。正しく消費できなかったとしても後ろめたさは持っておきたい。


