藤間あわい "月がきれいな夜に、誰かに思い..." 2026年8月13日

月がきれいな夜に、誰かに思い出してほしかった
タイトルと装丁の美しさに一目惚れして書店で手に取ったが、中身も素晴らしく良かった。恋愛が成就してさあやっと一人前という風潮から解放されたと思ったら、次は結婚、次は子育てとどんどん更新されていく世間の「当たり前」に苦しめられながらも、全力で悩んでもがいて泣いて笑って向き合う主人公の在り方に元気をもらった。自分にとっての唯一がなくても、絶対がなくても、必ずどこかで誰か見てくれている人がいて、私たちは誰かを生かし生かされている。そう思える物語だった。
月がきれいな夜に、誰かに思い出してほしかった
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