さくのしん "じっと手を見る (幻冬舎文庫..." 2026年8月13日

じっと手を見る (幻冬舎文庫)
この作家さんにドハマリして、こちらで5冊目。 日常にある閉塞感だとか虚しさをなんとか緩和させて生きる登場人物のリアルさに胸がギュッとなる。 登場人物の誰かには感情移入できそうな、でもそれが嬉しい感じでもないから、爪痕を残すような読書体験だった。 ハッピーエンドではなさそうな落としどころも大変好みだった。幸せになるために人と人が出会う訳じゃないんだけど、意味はあったんだと思わせる、そんな心に刺さる鋭い小説なのが良かった。 朝井リョウの解説も秀逸だった。
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