
り
@rior1038
2026年8月13日
藍色時刻の君たちは
前川ほまれ
読み終わった
@ 自宅
前から読みたいな、と思っていて、いつのまにか文庫化していたのでやっと。
3人の高校生が主人公の第一部。対象者は違えど、みんなヤングケアラーと呼ばれる人たち。しょうがない、と諦めて、受け入れて、でもどうしようもない気持ちを抱えて日々を生きている。
助けてほしいな、とはなかなか言えないよね。そんな中で現れた青葉さんの存在は、とっても大きかったんじゃないかなあと思う。
解説にもあったけど、読者はわかっている。このあとこの地で何が起きるのか。何が襲うのかを。
第二部では、10年近く経っている。3人はそれぞれ、震災での傷を胸に、今を生きている。
再会できて、それぞれが震災と、青葉さんと向き合えてよかったと思った。暗くてしんどいばかりじゃない。希望がある物語だったと思う。
看護の描写が細やかだなと思っていたら、作者の方が看護師さんだった。しかも勝手に女性だと思っていて、男性だったことに驚いてしまった。
藍色、群青、しばしば震災に関することはこの色で表されることが多いけど、なにかあるんだろうか。
海の色、ってことなのかなあ。
