時雨崎 "PK 新装版" 2025年4月1日

PK 新装版
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伊坂幸太郎
ミステリかと思ったらSFだった。図書館で無作為に借りたら異色作品を引いてしまったのかもしれない。 一見、何の関係も無さそうな話に次々と切り替わり、しかも同じ年代の話であるとは限らない。これはあの人の過去で繋がっていて…あれ?でも矛盾があるぞ?と読者の困惑を積み重ねる。最後に違和感を解決する全体像が急に現れる連作3短編。 綿密に仕組まれたバタフライエフェクトを一読で理解は難しいけど巻末解説で説明してくれる。たいへん助かる。 解説は三体の翻訳者でもある大森望 氏。
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