もぐもぐ羊 "新潮2025年4月号" 2026年8月13日

新潮2025年4月号
レイチェル・アヴィヴ「アリス・マンローのパッシヴ・ヴォイス」(小竹由美子訳)を読んだ。 アリス・マンローが娘を蔑ろにして、夫(娘にとっての継父)との関係を優先させたことや、どうして彼女がそうしたのかわからない。 わからないしたまに娘に対する嫉妬や嫌悪を見せることもあったとのことで、ガスライティングとかそういうこと?と思った。 夫は支配的でかなりモラハラ気質っぽいし、アンドレアに対する性的虐待について告発するなら死ぬと言い出したようで、自分の命を人質にとって脅すのは最低だ。 結局夫が80代になり人生の晩年にアンドレアが告発をし、有罪判決を受けたがかなりの年月がかかったし、たいして反省していないようだった。 そしてその判決は大きな話題になることもなく、アリスは彼と離婚することもなかったが、もし世間から非難されることになる可能性を考えて別居していたというのは、アンドレアにとって苦しいことだったのではないかと思った。 アリス・マンローはカナダでは国民的作家でノーベル文学賞も受賞した人だけど、人間性までは評価できない。 先日読んだ『ジュビリー』の訳者あとがきで紹介されていたこの評論をわざわざ読んだのは、今後彼女の作品を読むかどうか考えるためだった。(今まで読んだことがなく『ジュビリー』がはじめてだった) 他に読みたい本がたくさんあるので、積極的に読まなくてもいいかな、というのが正直な感想。 『ジュビリー』はおもしろかったけどね。
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