みすてぃ "動きすぎてはいけない" 2026年8月10日

みすてぃ
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@misty882311
2026年8月10日
動きすぎてはいけない
単行本を発売年(2013)に読んだきりだった。当時夢中で読んだが(千葉さんは本書によるデビュー前から著名で、いよいよ単著が…!という人文系の熱い空気感の中に僕もいたので)、やや入り組んだ第3章『存在論的ファシズム』までの流れは割と明確に憶えていたのだが、特に第5章からの「後半」の、駆け抜けるようなアクセル状態をすっかり忘れていた。序論の「切断論」のインパクトを置くとしても、「前半」部のヒューム主義から読み解くドゥルーズ、といった独自の路線を、「後半」部ではさらに範囲を広げて、最終的には(ドゥルーズ論によくある)スピノザーベルクソン主義に代わってヒュームーライプニッツ主義を強調するというような終わり方だった(エピローグ前の動物論含めてそれだけではないのだが)。 凄まじく独創的な「単著」であり、芸術的でもある。なのに本書の立場は充分、一般読者/社会にも通ずる「半端さ」をも持ち合わせている。二回読んで、名著だと確信を深めた。
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