てるふぉん "イン・ザ・メガチャーチ" 2026年8月13日

イン・ザ・メガチャーチ
社会学の一冊として、マーケットや消費者心理を学ぶゼミ生には、まずこちらを読んでみてはいかがでしょうか?と思うくらい、推し活心理というよりも、人を熱狂させ、ムーブメントを生み出す側の原理や仕掛けが、かなり解像度高く描かれていた印象でした。 個人的に国見のセリフには印象的なものも多く、 正解がない今を間違えないようにそつなくいきるよりも、めいっぱい間違えて、経験して今を生きていこうね!というマインドを持つように前を向きたいなと思っています。 私も実感している、若い子はSNSが発展しすぎて「歳を重ねた人がどうなるか」「人生設計失敗した人がどうなるか」といったあらゆる情報がすぐに手に入るようになってしまって、 本当に失敗を恐れるようになっちゃったな〜と実感しています。 小さい失敗=人生終了 のように重く捉えるようになっている。 加えて、色んな視点からの指摘とか、意見も飛び交うようになっているから、何を言うにも配慮するために視野を広げると身動きが取れなくなっちゃう。 息苦しい生活になるんだよね、自分って何を言いたいんだろうって。 これが作中の「自分を持て余す」ところなんだろうなと思います。 となると、視野を狭めて何かに熱中して、それについて自分を使い果たしていくのは、自分の存在価値を与えてくれる、自信に繋がる。 これがたまたま登場人物らは推し活だった。 人によっては違う趣味、仕事、家庭…と自分の存在価値になるものを見つけている。 だいたいは程々に、自分の心身を第一優先なものだから、作中の人達みたいに極端な思考と行動力は身を滅ぼしてしまう。 のめり込みすぎた人の行く末の一歩手前を疑似体験させてもらったような感覚です。 逆に、視野が広げて自分は仕掛け側なのだと常に冷静に見ていた国見は孤独で、ビジネスに熱中している姿勢も社会の中では無くてはならない存在である。 仕掛けたコンテンツに熱中している人にちょっとした羨望な意識を向けていたのも人としてのコミュニケーション的な寂しさを感じていたのかもね。 あらゆるデータや数字、人の心理までも攻略しきったら、こういったパターンで喜ぶ…のようなギャルゲーをマスターした人みたいにメタ的思考になって、仕事だからやることやるけど、国見自身も本当にやりたいことは…って悩むのかもしれないな。 これも過大解釈かもしれないけど‼️ なんで私はほどよく鈍感に、だけど傾倒しすぎないようなバランスを持った自分の人生の楽しみ方を見出していきたいなーと思います。
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