やくしゅ
@kan_2024
2026年8月14日
灯台からの響き
宮本輝
かつて読んだ
最後まで明かされない、蘭子が「神の歴史」に葉書を挟んだ理由。これが店の継続を計算して仕組んだというのは、いくらなんでもあざとすぎる。差出人を知らないと言ったこと。それは蘭子にとって、康平に対する唯一の「嘘」だった。やましいことはない。でも蘭子の口から話すつもりはなかった。「ごめんなさいね」。それは愛と信頼とわずかないたずら心が混ざった、投げキッスみたいな感覚なのだ。最近の作家に比べて文体が緩い。展開のテンポがゆったりしている。ぼんやり読んでいても取り残される感じがない。NHKの朝ドラみたいな感じ